FNMA、連邦抵当金庫

(Federal National Mortgage Association)

 1938年に米国の住宅ローン需要の増加と大恐慌後の景気回復策として制定された国家住宅法に基づき連邦政府機関として設立され、現在は住宅都市開発省及び財務省の監督下で運営されている民営化法人。通称を「ファニーメイ」という。

 住宅ローン債権(Mortgage)の購入を通じて、住宅ローン資金の継続的かつ円滑な供給を図り、住宅ローン市場の需給の安定を実現させることを目的とする。

 民間金融機関から、政府(公的)保証のない住宅ローン債権(民間保証か無保証)を一定基準にて審査の上買い取り、これを中・短期の債券発行による資金で保有し、又は元利支払を保証して信託に移して証券化し、これを民間金融機関が投資家に販売する。但し連邦政府の支払保証は付されていない。

掲載1999/9/15