専門知識を必要とし、しかも煩雑な手続きを要する債権回収は専門業者に委ねた方が経済的であるとして、次のような仕組みで活用されている。

�@銀行は、その保有する債権をＳＰＣに売却する。

�AＳＰＣは、この債権を証券化して投資家に売却する。

�BＳＰＣは、譲受けた債権が正常債権である場合には、マスター・サービサーと呼ばれる業者に債権の管理業務を委託する。

�CＳＰＣは、譲受けた債権が不良債権である場合には、スペシャル・サービサーと呼ばれる業者に債権の回収業務を委託する。

　このようにして銀行が保有する貸付債権と借入者が提供した担保不動産は、証券という形で流動化する。

掲載1999/10/3

　日本において、法務省からサービサー・債権管理回収業の営業の許可を受けた会社は次の通り。

債権管理回収業の営業を許可した株式会社一覧

追加2001/03/24